この記事で伝えたいこと
・事前準備が超重要
・自分の市場価値を認識する
・年齢の数だけ応募する
40代半ばで希望退職に応じ、
約半年の再就職活動を経て、
再びエンジニアとして働いています。
この時、会社が用意した再就職支援サービス
の各種セミナーに参加した時に、
他社を希望退職した人達と交流しました。
また、同じ会社を退職した同僚達70人と
グループウェアで情報交換もしていました。
彼らと共に就職活動を進めていく中で、
退職後、1か月で決まる人もいれば、
半年経っても決まらない人もいました。
再就職が早い人と、時間がかかる人の違いは
何でしょうか?
私の経験から言うと、次の3つです。
・入念な事前準備
・市場価値の早期認識
・積極的な求人応募
この3点が、短期間での再就職実現にどのような効果があるのか解説します。
活動は慌てず、急いで、確実に
再就職が早い人の理由の一つ目の
「入念な事前準備」とは、
具体的には何でしょうか?
再就職支援会社によれば、
活動開始から1ヶ月以内に準備を完了し、
早く応募活動に入る人が、
就職が決まりやすい傾向がある
との事です。
すぐ活動開始するのは当然として、
ここで重要なのが、すぐ応募しない事です。
まず、事前準備を確実にして下さい。
中高年は書類選考通過が非常に難しいです。
特に事務職系の求人は非常に人気が高く、
かなりの応募があります。
ハローワークで、従業員100人程の会社が、
月給18万の生産管理職1名募集したところ、
数日で30人以上応募があり、すぐに締切っていました。
このように、中小企業でも
かなりの数の応募がある為、
採用担当者は職務経歴書を
30秒~1分しか見てくれません。
このため、職務経歴を時系列に
書いただけでは書類選考通過は不可能です。
このため、冒頭を読むだけで
面接してみたくなるような、
要約や自己㏚を設けることが非常に重要です。
これを作成するのには、
これまでの仕事を振り返り、
自分の強みやアピールポイントについて
十分に検討します。
こうして、ようやく完成した要約ですが、
それで終わりではありません。
応募企業毎にカスタマイズします。
その会社がどんな人材を求めているか
求人票やHP等から情報を集め、
採用担当が興味を持つように、
先程の要約や自己PRを修正します。
このように、書類作成だけでも
それなりの準備が必要になります。
大学受験では、殆どの人が塾に行き、
事前準備を完璧にしてから試験に望みます。
しかし、就職試験では事前準備を十分せずに応募する人が大半です。
それでは、受かるものも受かりません。
事前準備を確実にしてから応募することで、
初めて内定の可能性が出てくるのです。
市場価値を早急に認識する
再就職が早い人の理由二つ目は、
「市場価値の認識の早さ」です。
この市場価値とは自分自身の事です。
求人に応募する際の主な判断基準として、
給与、職種、会社規模、勤務地、等
があります。
再就職活動を開始する際に
この基準をどの程度にするかが、
早期再就職に大きく影響してきます。
前職を基準にした給与や会社規模に
こだわると再就職はかなり困難です。
まずは自分の市場価値を認識します。
自分の市場価値を知る簡単な方法は、
リクナビ等の転職サイトに登録して、
希望条件の合う企業に応募する事です。
何社か応募して面接まで進めれば
自分の市場価値に合う企業と言えます。
そうでなければ、希望の企業が求める市場価値は自分には無いという事です。
転職サイトに応募したい求人がなければ、
非公開求人を持つ転職エージェントに登録して下さい。
ここは求人を紹介するのでなく、
企業が求める人材を探すのが仕事なので、
市場価値がなければ相手にされません。
紹介される求人に応募しても書類選考通過は10%もあれば良い方です。
そうする事で、自分の市場価値では、
どのレベルの企業に就職可能か分かります。
必要なら希望条件を変更する事になります。
これが「妥協=現実に屈する」でしょうが、
それが実現不可能な理想と知れば、
納得した上での対応となります。
この心境にならない限り、
仮に条件を下げて就職しても
我慢できずに辞めることになります。
実際に退職仲間の何人かが1週間~1ヶ月で辞めています。
なので、譲れない条件は
絶対に譲歩してはいけません。
この条件は人によって千差万別です。
他は譲れてもこれだけは駄目がある筈です。
ちなみに、私は勤務地と職場環境でした。
他の給与、職種は優先順位を下げました。
そうしたことで、当初は
設計職で40万程度を希望していましたが、
給与30万の生産管理職に就職しました。
譲れない条件である勤務地は1時間以内で、
通勤ラッシュも無く、職場も綺麗でした。
就職後、仕事ぶりを評価され、
希望の設計職になる事ができました。
(ここに辿り着くまでもいろいろ大変でしたが)
年の数だけ応募する
事前準備をきちんと行い、
自分の市場価値を認識したら、
3つ目の「積極的な求人応募」です。
再就職支援会社からは
「再就職は年齢数だけ応募しないと難しい」
と言われました。
しかし、年の数だけ応募すると言っても、
就職したい会社でなければ意味がないです。
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