この記事で伝えたいこと
・中高年なら併用は必須
・登録を断れた方がむしろ良い場合も
・登録時の職務経歴が重要
会社の業績悪化で希望退職しましたが、
40代半ばでの再就職は非常に大変でした。
この時に利用した
転職エージェント11社は次の通りです。
リクルートエージェント
DODAエージェント
パソナキャリア
JACリクルートメント
メイテックネクスト
テンプスタッフ
マイナビエージェント
ロバートウォルターズ
ヒューマンリソシア
type転職エージェント
Spring転職エージェント
11社を併用して活動した時の経験から、
併用によるメリット、デメリットと、
注意点について解説します。
11社併用による応募活動結果
私のプロフィールは以下の通りです。
勤務先:大手総合電機メーカー
職種:開発設計エンジニア
年齢:40代半ば
希望退職制度に応募して退職
転職エージェント11社を併用した
応募活動結果は次のようになりました。
応募数 :40件
書類選考通過:2件
内定 :1件
40件応募して、面接まで進めたのは
わずか2件と厳しい結果でした。
応募40件の内訳は以下になります。
リクルートエージェント 16
DODAエージェント 9
パソナキャリア 3
JACリクルートメント 3
メイテックネクスト 8
登録した11社のうち、
応募に利用したのは5社だけでした。
他の6社からは
何故応募しなかったのかと言うと、
typeは登録後にお断りメール
Springは音沙汰無し
残りの4社は面談もして、
求人紹介されたのですが、
既に他で紹介済もしくは、
応募したいと思わない案件でした。
応募した5社のうち、
リクルートの応募数が断トツですが、
最初に登録した為、紹介済の案件が
無かった事も影響しています。
なので、リクルートの求人が最も良いとは
一概には言えないです。
中高年は併用で求人確保
登録11社中、2社は門前払いを受けたので、
その当時は不満でした。
しかし、転職エージェントの仕事は
求人を紹介することでは無く、
企業から依頼された求人に合う人材を
探すことなのです。
なので、自分のキャリアを必要する
求人を持っていないのだから、
どうしようも無いです。
応募しても絶対に受からない求人を
紹介される方が時間の無駄なので、
断ってくれた方が良いのです。
再就職支援会社からは、
「中高年は年齢の数だけ応募しないと
内定は取れない」
とアドバイスされました。
なので、断れる事を恐れる事なく、
可能な限り、エージェントに登録して
求人数を増やすことが必要です。
登録時の職務経歴が重要
エージェント登録時の門前払いを
恐れる必要はありませんが、
できるだけ回避する必要はあります。
そのためには、登録時に行う
職務経歴の記入を疎かにしてはいけません。
先程説明したように、
転職エージェントは企業が出す求人に合う人材を探しています。
そのため、その求人に合った人材である事を
効果的にアピールします。
これは職務経歴を詳細に書けば良いという訳ではありません。
中高年の職務経歴となると、
20年以上の業務内容を記載するので、
かなりのボリュームになります。
しかし、多くの登録者の経歴書を見るため、
全部読んでくれない場合があります。
そのため、
冒頭に要点や自己PRを簡潔明瞭に書きます。
読んだ人が興味を持ち、最後まで読みます。
書く内容は、これまでの仕事で、
どのような経験・スキルを身につけ、
それを活かして、会社だけでなく、
顧客や取引先等の周りの人達に
どんな価値を提供してきたかを意識して書くようにします。
アピールポイントが思いつかない場合は、
「仕事の棚卸し」をすることで、
自分のセールスポイントに気づきます。
<棚卸しについては下記で解説しています>
これは登録時に断れないだけでなく、
登録後の求人紹数にも影響してくるので非常に重要です。
併用によるデメリットについて
併用時のデメリットでよく言われるのが、
面接の日程管理が大変という話があります。
しかし、中高年はその心配は無用です。
中高年は殆ど書類選考を通過できません。
40件応募して面接に進んだのは2件でした。
もちろん人によって多少の差はあります。
40代前半と後半ではかなり違います。
10%も通過できれば御の字です。
また、登録して面談直後は紹介求人数も
多いですが、その後は多くないです。
月に数件~十数件くらい。
転職エージェントによっては、
初回以降は紹介無しの所もありました。
また、併用で必ずあるのが
他で紹介済の求人を紹介される事です。
後から登録した転職エージェントでは、
よくあります。
面談時に求人を沢山紹介されたのですが、
応募して駄目だった所や、
希望に合わず見送りにした所が結構あって、
ガッカリしたことがありました。
殆ど紹介済ですと言いにくく、
担当者がその求人の説明をするのを聞き流してました。
再度、応募するのは自由なので、
何度か再応募した事がありましたが、
書類選考を通過することは無かったです。
各エージェントの求人の傾向
併用しても紹介求人がダブルこともあるので
登録するエージェントを増やしても
意味がないと思うかもしれません。
でも各社毎に求人の傾向は違いがあるので、
応募数を確保するには併用すべきです。
私の経験では、以下の傾向がありました。
<リクルートエージェント>
中小企業の求人も結構多いです。
50代で再就職した同僚の何人かは
従業員50人程度の会社に、
ここの紹介で決めています。
<DODAエージェント>
応募数が2番目に多かったのは、
リクルートと求人が被ることが少なかったからです。
メーカーの案件が多く、
個人的にはリクルートの求人より
魅力的ものが多いと感じました。
応募数はリクルートと合わせて25件と、
全応募数の半分以上になりました。
広く求人を確保するには、
この2社の併用はマストと言えます。
<パソナキャリア>
2社に次ぐナンバー3の会社ですが、
応募数が少なかったのは2社登録後の
1ヶ月後で、紹介済求人があったからです。
しかし、2社から紹介された求人からは
1社も書類選考通過できませんでしたが、
ここの紹介で初めて書類選考通過しました。
内定は取れませんでしたが、
それまで面接に進む事すらできなっただけに
その後、活動継続のモチベーション維持に
大いに効果がありました。
なので、マッチング度の高い求人を
紹介してくれる可能性は高いです。
<JACリクルートメント>
ここはハイクラス向けという事ですが、
年収600万ある人なら利用できます。
求人は、台湾・韓国系企業が多かったです。
他では紹介されない国内企業もあり、
ダブりは少ないです。
<メイテックネクスト>
エンジニア専門のエージェントなので、
他ではない求人が数多くありました。
ここは登録時に他社で紹介済の求人を
伝えるため、ダブりはありません。
それでも上位2社に次ぐ8件応募でき、
しかも内定まで取ることができました。
エンジニアなら利用すべきです。
個人的には一番のおすすめになります。
併用はメリットしかない
以上、転職エージェント11社を併用した
感想を述べました。
これは私が利用した時の話なので、
誰にでも該当する訳ではないです。
紹介したエージェントも口コミを見ると、
悪評もありますが、それは他も同様です。
担当によって対応に差があるのは当然だし、
職種・年齢・経験で該当する求人が、
その時に無い場合もあります。
利用しても、ここに書いた話と違うかもしれません。
だからこそ、できるだけ多くに登録し、
その中で自分に合うところを増やすべきです。
再就職活動は、辛い思いをすることも多く、
途中で心が折れそうになることも何度もありました。
不採用通知が来るのはもちろん辛いですが、
一番辛いのは応募してない状態の時でした。
応募中ならば、僅かですが希望が持てます。
そのためにも、紹介してもらえる所を
増やすようにすべきだと思います。
ここで紹介したエージェントについて
詳しく解説しています。