この記事で伝えたいこと
・大手企業をなぜ希望退職したのか?
・再就職支援サービスの効果について
・希望退職した人達はどこに就職?
希望退職のニュースをよく目にします。
多くの大手企業が実施していますが、
退職者の再就職はどうなのでしょうか?
希望退職に応じた場合、
会社が用意した再就職支援サービスを
受けられる場合が多いですが、
その効果はあるのでしょうか?
一部上場メーカーを希望退職し、
再就職支援サービスを受けた経験と、
一緒に退職した同僚達の再就職がどうなったか書きます。
本ブログでは、再就職活動での経験を紹介することで、
再就職活動をする人の問題解決の一助になればと思います。
なぜ希望退職したか?について
希望退職のニュースがあると、
「優秀な人から辞めていく」、
「能力の低い人が会社に残る」
というコメントを目にします。
そういう所もあるかもしれませんが、
多くは違います。
少なくとも、私がいた会社は
優秀な人も、そうでない人も、自分の意志とは関係なく退職していきました。
退職推奨された時は、なぜ自分がと憤慨しましたが、
その後の説明会で対象者達の顔ぶれを見て、
自分より遥かに優秀な人まで対象になっていた事を知り、諦めがつきました。
つまり、優秀である無しに関係なく、
人件費が高い中高年であるという理由だけでリストラの可能性があるという事です。
再就職支援サービスについて
このサービスは会社が契約した再就職支援会社が行います。
1人50万円以上も払っていることもあり、
利用した感想は良かったです。
これが無くても再就職は可能ですが、
利用の効果は確かにあります。
但し、これで就職できるという訳ではなく、
サービスを受けない他の求職者よりも効果的な活動ができるというだけです。
なので、自分が満足する就職先に行けるとは限らないし、
殆どが現状より条件が悪い就職先でした。
希望退職した人の再就職先
一緒に退職した同僚70人程とグループウェアで情報交換していました。
そのメンバーのうち、
半年以内で就職できた人は約半分でした。
就職先の規模(従業員数)については、
40代退職者:従業員200人弱
50代退職者:従業員50人程度
収入については、
前職年収が500~900万だったのが、
再就職後は300~400万に下がるのが殆どでした。
その就職先は支援会社からの紹介でなく、
転職エージェントや、ハロワの求人でした。
この話を聞くと、再就職支援会社は役立たないと思うかもしれませんが、
もし、このサービスがなかったら、半年でここまで就職してないです。
理由は中高年は書類選考が非常に厳しく、
応募書類の内容が魅力的でないと、面接を受けることすらできません。
特に職務経歴書の指導が役立ちました。
それでも、50社応募して面接まで行ったのは5社だけでした。
面接対策も外部のマナー講師により、一人ひとりビデオ撮影して
それを見ながら修正することで、受講者は皆見違えるように良くなりました。
再就職成功は求人獲得が重要
しかし、再就職支援サービスだけで再就職先を見つけることは困難です。
求人を積極的に収集する必要があります。
しかし、転職サイトは30代向けが多く、
中高年が応募しても、書類選考を通過することはほぼ無いです。
このため、求人案件の獲得には、
転職エージェントの利用をおすすめします
30代がメインのところもありますが、
40代以降の案件もあります。
また、40歳以降をメインとするエージェントもあります。
退職した同僚達も、エージェント経由で決めた人が何人かいます。
ここで紹介する5社は利用した転職エージェント11社の中で、利用して良かった所です。
100%満足の求人はないかもしれませんが
70%程度ならば、この5社の中から
見つかる可能性は高いです。
ここで紹介の5社を早い段階で
利用することをお勧めします。