この記事で伝えたいこと
・求人票は目安にすぎない
・職務経歴書を充実せておく
・入社後に希望職になれる可能性もある
40代半ばで希望退職に応じ、
約半年の再就職活動を経て、
再びエンジニアとして働いています。
再就職活動を経験して、
中高年の求人探しは、非常に大変でした。
希望条件を満足する求人が皆無なのです。
会社が用意した再就職支援サービスを
利用しましたが、全くありませんでした。
再就職の厳しさはもちろん自覚していて、
給与や会社規模は条件を下げましたが、
譲れない設計職の求人は30代迄が多く、
書類選考が全く通りませんでした。
しかし現在、再び設計職で働いています。
元々は設計の募集では無かったのにです。
本記事は、どんな経緯で希望職に就けたか、
それには、何をすれば良いか解説します。
求人票は目安に過ぎない
再就職支援会社の話によると、
中途採用において、募集条件はあるが、
本人次第で変更の可能性がある
と答えた企業は50%を超えます。
つまり、求人票は目安に過ぎないです。
私の再就職がまさにそのケースでした。
前職は回路設計職だったので、
同じ設計職の求人に応募していましたが、
30社全て書類選考落ちでした。
そんな時、中小メーカーの生産管理職の求人を見つけました。
希望の設計職での募集は無く、
しかも月給18万円であることから、
若手を求める求人である事は明らかでした。
しかし、勤務地も近く、
一部上場企業の子会社であることもあり、
前職の経験が少しでも活かせればと考え、応募しました。
その後、応募企業から連絡があり、面接を受ける事になりました。
面接では私の年齢・経歴から、
この給与でいいのかと聞いてきました。
この給与では前職の半分以下にりますが、
半年近く活動し、失業手当の期限も近づき、
当面の収入を確保したいという思いもあり、
「もちろんです」と答えました。
その後、二次面接に進む事ができ、
その時は本社から社長も同席していました。
社長は、本社から来るまでの道中で、
職務経歴書にある様々な経験・知識を見て、
社内でうまく活かせないか考えていた。
と言うのです。
この経験を、うちの設計で活かして欲しい
という話になり、
求人には無かった設計職で入社できました。
給与も前職の年収を考慮してもらい、
前職より低いものの10万円以上アップし、
大成功ともいえる再就職を実現したのです。
この成功の裏には、求人条件に囚われず
応募した事はもちろんですが、
職務経歴書が充実した内容であった事が大きく影響しています。
職務経歴書を充実させる方法
職務経歴書の書き方は再就職支援会社で学びました。
応募する企業がどんな人材を求めているか、
求人票やHP等から情報を集めます。
それと「自分の強み」や「キャリア」が
どのようにマッチしているかを
職務経歴書の冒頭に簡潔にまとめます。
この冒頭にまとめるのがポイントです。
中高年の職務経歴書となると、
20年以上の業務内容を記載するので、
数ページにも及ぶ内容になります。
しかし、大量の応募書類を見るため、
30秒~1分しか見てくれません。
最後まで読んでもらうには、
最初の数行を読んだだけで、
興味を持つようにする必要があります。
この「自分の強み」や「キャリア」は
普段は自分では認識していない為、
これまでの仕事を振り返ることで、
売れるキャリアに気づくことができます。
この気づきは仕事の棚卸しをすることで
見つけることができます。
仕事の棚卸しのやり方については、下記記事で解説しています。
年齢の数だけ応募する
このように求人以外の別職種を
提示されることもあるので、
あきらめないことです。
そして、そのためには、
職務経歴書を充実させておく事が重要です。
もちろん、そのままの求人条件で
入社する意思がある事は大前提です。
入社後に希望職になる道もあります。
一緒に希望退職した同僚で、
入社後の仕事ぶりを評価され、
数カ月で希望職に異動できた人もいます。
しかし、このようなケースは稀です、
しかし可能性はゼロでは無いので、
可能性を上げるには、応募数を増やす必要があります。
再就職支援会社からは
再就職は年齢数だけ応募しないと難しい
と言われました。
しかし、年の数だけ応募すると言っても、
就職したい会社でなければ意味がないです。
ここで紹介する5社は利用した転職エージェント11社の中で、利用して良かった所です。
100%満足の求人はないかもしれませんが、
70%程度ならば、この5社の中から
見つかる可能性は高いです。
ここで紹介の5社を早い段階で
利用することをお勧めします。