この記事で伝えたいこと
・中高年になってからの長距離通勤は酷
・地方企業はシニアを求めている
・希望の仕事が見つかる可能性が広がる
会社の業績悪化で40代半ばで希望退職し、
再就職まで約半年かかりました。
当時、就職がなかなか決まらないため、
応募するかの判断基準を緩和しました。
この事自体は悪くは無かったのですが、
通勤距離を安易に広げたのが間違いでした。
満員電車の長時間通勤が耐えられず、
1ヶ月で退職という大失敗を犯しました。
「通勤時間と仕事の満足度は反比例する」
という研究結果があるそうですが、
身に染みて、それを感じました。
この経験から、
自宅からの通勤にこだわらず、
地方に就職し、週末に自宅に帰る
という選択をお勧めします。
それは、求人応募の範囲も
大きく広げる事につながり、
希望の仕事に就ける可能性を
高めることができます。
本記事では、中高年だからこそ、
地方も選択肢に入れて就職活動することが、
成功への近道である理由を解説します。
地方企業はシニアを求めている
現在、国の事業として、
プロフェッショナル人材事業という活動が
各地方自治体で実施されています。
これは都市部の企業で経験を積んだ人材を
地方企業の成長に活用する取り組みです。
東京都と沖縄県を除く45道府県に
プロフェッショナル人材戦略拠点が設置され
民間の人材ビジネス事業者を介して、
地元企業とのマッチングを行っています。
この制度は補助金が出るため、
地方企業にとっても、キャリアのある人材を
採用しやすくなっています。
この取り組みにより、
各都道府県において、都市部シニア層の
地方企業での雇用が増えてきています。
このように、
長年、経験を積んできた我々中高年にとって
活躍の場所は地方にあるのです。
地方就職の長所・短所
《長所》
通勤時間以外にも長所は沢山あります。
・都市部に比べ、ライバルが少ない
同じ採用枠1名でも、人口が少ない分、
応募者が多くないので有利。
・中高年でも不利にならない
若年層は都会で就職を希望する人が多く、
若手との競合にならない。
・家賃が安く、広い部屋に住める
会社からの家賃補助や、
自治体から移住支援がある場合は
更にコストが安くなります。
週末に家族のいる自宅に帰るとしても、
それほど費用はかからない筈です。
《短所》
・収入が下がる
都市部に比べ、最低賃金が低いため、
収入が下がる可能性があります。
とは言っても、都市部で再就職しても
年収が大きく下がるのは必須なので
大差ないです。
・求人件数が少ない
企業の数が少ないので、
希望の求人が無いかもしれません。
これについては、自宅から通えるかを
考慮する必要がないので、
広い範囲で探せば可能性は高まります。
地方の求人を見つける方法
転職サイトや大手エージェントでも
地方の求人はありますが、
地元の転職支援を利用した方が
ライバルも少なく、
掘り出し物に合う可能性が高くなります。
地方の転職エージェントは
大手に無い地元企業の求人を持っている事が多いです。
地方に強い転職エージェント「リブライド」について解説しています
これらをうまく活用して、
応募の幅を広げるようにして下さい。
この話を聞いても、単身赴任してまで
地方への就職など全く考えられないと思うは当然だと思います。
もちろん、今の所で就職するのが一番です。
しかし、活動が長期化してくると
焦りから、仕事内容や通勤時間も
妥協して応募するようになります。
しかし、十分に覚悟しておかないと
就職したとしても、長続きしません。
特に通勤は毎日の事であり、
通勤時間が長いと
仕事への満足度に大きく影響します。
就職活動が長期化したら、
地方の求人も調べてみる事をお勧めします。