この記事で伝えたいこと
・求人探しは一つの方法に絞らない
・エージェント登録は適当にやらない
・ハロワにも掘り出し物がある
中高年の再就職活動での正社員求人探しは、
30代までの転職活動と同じ方法では、
内定を取ることは非常に困難です。
40代半ばで再就職活動を経験し、
転職サイト8社に登録して応募しましたが、
書類選考通過は1つもありませんでした。
転職サイトは若手向けの案件が多く、
中高年が応募しても門前払いが殆どです。
本記事では、再就職活動で実際に使った
求人探し方法をお勧め度順に紹介します。
中高年向の正社員求人の探し方
・転職エージェント(おすすめ度★★★★★)
求人の質が高いのは言うまでもないです。
企業が転職エージェントに払う報酬は
採用者の年収の30%程度と言われており、
決して安くない事から、ブラック企業の可能性は低いと言えます。
希望条件を満足する求人も
ここならある可能性が高いです。
但し、転職エージェントの仕事は
求人紹介では無く、
求人に合う人材を探すことなので、
該当しないと相手にされません。
なので、求職者がやるべきなのは、
転職エージェントが持つ求人に
合う人材であることをアピールする事です。
具体的には、登録時の職務経歴の入力に手を抜かない事です。
詳細に書くのはもちろんですが、
冒頭に要点や自己PRを簡潔明瞭に書きます。
その理由は中高年の職務経歴となると、
20年以上の業務内容を記載するので、
かなりのボリュームになります。
しかし、多くの登録者の経歴を見るため、
全部読んでくれない場合があるため、
冒頭に要点や自己PRを書くことで
読んだ人が興味を持ち、最後まで読みます。
書く内容は、これまでの仕事で、
どのような経験・スキルを身につけ、
それを活かして、会社だけでなく、
顧客や取引先等の周りの人達に
どんな価値を提供してきたかを意識して書くようにします。
あと、各エージェントには得意分野があり、
中高年はJACリクルートメント、
転機、コトラといった
ハイクラス向けがお勧めです。
ハイクラスと言っても
年収600万あったなら利用可能です。
求人も中高年向きの案件が多いです。
あと、エンジニアなら、
メイテックネクスト等の
エンジニア特化エージェントもお勧めです。
私が再就職活動で利用して良かった
おすすめ5社を下記で紹介しています。
・ハローワーク(おすすめ度★★★★)
ここは時々、掘り出し物が出てくるので、
中高年の再就職には必要不可欠です。
ブラック企業が多いという欠点は、
毎日チェックする事で
分別する目を養う事で回避できます。
ブラック企業を回避したハロワの有効利用については下記を参照下さい。
・東京しごとセンター(おすすめ度★★★)
東京都が民間に委託して運営してます。
ミドル向のインターンシップ制度があり、
入社前に最大20日の企業内実習により、
ミスマッチを回避することができます。
都内の企業に就職するなら都民以外も利用できます。
東京しごとセンターは下記を参照下さい。
また、各地自治体でも同様な施設として、
ジョブカフェがあります。
基本的には若者向けですが、
40歳以降の利用が可能な所もあります。
40代以降も利用可能な公共就職支援施設については、下記時期を参照下さい。
・転職サイト(おすすめ度★★)
大手求人サイトは、30代がメインなので、
中高年が応募しても厳しいものがあります。
はたらいくやタウンワークに関しては
地元の求人を探すのに適しています。
ここはハロワ同様、毎日チェックして
いつも掲載されているブラック企業を見分ける力が必要です。
・再就職支援会社(おすすめ度★)
退職時に会社が再就職支援サービスを
用意している場合に使用できます。
求人開拓担当が直接企業を訪問し、
求人を集めています。
(私が再就職した会社にも来ました)
退職前の説明会では、
独自開拓求人があると話していましたが、
実際は、希望の求人はありませんでした。
あればラッキー程度に思った方が良いです。
・紙媒体の求人情報(おすすめ度★)
ネット普及により減少していますが、
紙媒体の特徴はどんな業界が成長し、
ニーズの高い職種が何かを把握できます。
新聞広告
掲載は日曜・月曜が多いです。
大手から中小企業まで最新情報を
掲載していますが、すぐに埋まります。
折り込みチラシ、フリーペーパー
たまに掘り出し物があるので、常にチェック
自宅近くの勤務地を探す場合は特に効果的。
・人脈(おすすめ度ゼロ)
はっきり言って、お勧めできません。
もし、入社後にブラックだと知っても、
辞められないからです。
辞めたら、紹介者の信用に傷をつけるし、
その人との関係も悪くなるかもしれません。
希望の会社に入社できる人脈があれば
有効な手段ですが、
そうでない場合は止めた方が良いです。
いずれにしても、
一つの手法に絞るのではなく、
様々な手法を使って活動する事が重要です。