【希望退職】再就職支援サービス利用で何ヶ月で再就職できたか? | ものづくりエンジニアの仕事探し

【希望退職】再就職支援サービス利用で何ヶ月で再就職できたか?

就職活動

この記事で伝えたいこと

・再就職まで半年はかかる
・就職先は50~200人の中小企業
・支援会社に求人は無い、自分で開拓

大手企業の希望退職制度では多くの場合、
再就職支援サービスを利用できます。

このサービスを利用した退職者達は、
何カ月で再就職しているのでしょうか?

そして、入社する会社は
どんな所が多いのでしょうか?

40代半ばで希望退職し、
再就職支援を受けて就職活動した経験から
その実態について解説します。

再就職まで半年かかる

再就職支援サービスを利用した退職者が、
再就職までにかかる期間ですが、
支援会社のHPに実績が記載されています。

希望退職制度で企業が契約しているのは、
この4社が殆どを占めています。

リクルートキャリアコンサルティング
・パソナキャリア
・パーソルキャリアコンサルティング
        (テンプスタッフ)
・ライトマネジメント(マンパワー)

この4社を利用した退職者が
就職先決定までの期間は以下になります。

      3ヶ月 6ヶ月  9ヶ月 1年
リクルート 56%  83%  94% 97%
パソナ   57%  80%  87% 94%
テンプ   55%  78%  88% 96%
ライト   50%  78%   -  -

集計時期が2017~19年と各社違うため
正確な比較はできませんが、
3ヵ月で半分、半年で8割でしょうか。

これを見る限り、悪くない実績ですが、
2017~19年は景気の良かった時期です。

私が退職したのはそれより前の、
景気がかなり悪い時だったので、
少し事情が違いました。

当時、私が希望退職した会社では、
先程の4社のうち2社が利用できました。

退職後、一緒に退職した同僚70人と
グループウェアで情報交換していました。
この辺の詳細については、下記の記事を参照下さい。

その結果、
一部上場メーカーの希望退職者70人が
半年後に再就職できた人は約半分
でした。

現在のコロナ禍の状況を考慮すると、
半年はかかると考えるべきです。

就職先は中小企業が殆ど

再就職先はどんな所なのかについては、
どの会社のHPにも記載されていません。

先程の、半年で再就職した同僚達の
会社規模は次の通り
です。

会社規模(従業員数)
 40代退職者・・・200人弱
 50代退職者・・・50人程度

年収500900万から300500万に下がるのが殆どでした。

この就職先は、どこで見つけたかというと
それらの多くは転職エージェントやハロワの求人からで
再就職支援会社の求人からは2割でした。

再就職支援会社では事前説明会で
独自開拓の求人があると話していましたが、
希望の求人はありませんでした。

なので、再就職支援サービスを利用しても、
希望の求人は無いと思って下さい。

再就職支援サービスは役に立つ

でも、結果として再就職支援サービスは
再就職の役に立ちました。

特に役に立ったのは、
職務経歴書の書き方です

そんな事は、本やネットで十分だろうと
思うかもしれません。

しかし、この事前準備を十分にしないと
再就職は成功しません。

就職活動を開始すれば、すぐわかりますが、
中高年は書類選考を殆ど通過できません。

書類選考で重要な職務経歴書ですが、
採用担当者は大量の応募書類を見るため、
30秒~1分しか見てくれません。

中高年の職務経歴書となると、
20年以上の業務内容を記載するので、
数ページにも及ぶ内容になるでしょう。

最後まで読んでもらうためには、
最初の数行を要約や、自己PR欄を設け、
相手が興味を持つようにします。

各種セミナーを通して、自分の強みや
アピールポイントは何かを認識させ、
魅力的な職務経歴書に仕上りました。

それで終わりでは無いです。
応募企業毎にカスタマイズします。

その会社がどんな人材を求めているか
求人票やHP等から情報を集め、
採用担当が興味を持つように、
先程の要約や自己PRを修正します。

その内容でOKかどうか、
アドバイザーとの面談で見てもらい、
添削してもらいました。

これだけの事をしても、
書類選考通過は50社応募して5社でした。

この経験から、事前準備を十分にしないと
書類選考を通過できない
事を学びました。



退職から半年後に再就職

支援会社では応募書類の書き方の他に
面接演習等も行い、
事前準備に1か月弱かかりました。

この準備作業と並行し、
転職エージェント11社に登録し、
面談に行って、求人収集を行いました。

セミナー後も再就職支援会社に通いました。

毎週面談を行い、進捗報告と、
今後の活動を相談しながら進めました。

その結果、半年後に再就職できました。
会社から退職勧奨をうけてから293日が経過していました。

就職先は、一部上場企業の子会社で、
入社当初は設計職では無かったのですが、
その後の仕事ぶりを評価されて、
再び設計職に返り咲く事ができました。

再就職支援会社の話では、
これまでの実績として、
活動開始から1ヶ月以内に準備を完了し、
早く応募活動に入る方が、
短期間で再就職が決まりやすい
です。

求人は自分で開拓する

就職活動をする上で、
再就職支援会社は役に立ちました。

しかし、希望の求人はここには無いので、
自分で探すしかない
です

私も就職先は転職エージェントからの紹介で見つけることができました。

ここで紹介する5社は利用した転職エージェント11社の中で、利用して良かった所です。

100%満足の求人はないかもしれませんが、
70%程度ならば、この5社の中から
見つかる可能性は高い
です。

ここで紹介の5社を早い段階で
利用することをお勧めします。

<再就職活動の経験から知っておくと有利になる秘訣を解説>

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<再就職を4ヶ月で決める活動の進め方を解説>