この記事で伝えたいこと
・ブランクが影響するのは6カ月以上
・3月と9月の採用の波を逃さない
・採用以外の悪影響も無視できない
長年勤務した会社を希望退職して、
暫くゆっくりしたい気持ちはとても良くわかります。
これまで、まとまった休みを取ることなく、
何十年も働いてきたのだから、
少し充電してから、活動しようと思うのは自然な考えです。
希望退職した同僚も、少し休息してから活動開始する人はいました。
しかし、再就職活動の経験から言うと、
再就職するなら、絶対やめて下さい。
ブランクは採用にマイナスだけでなく、
それ以外にも悪影響があるからです。
ブランク6カ月以上で悪影響
再就職支援会社の話では6カ月が限界です。
それ以上のブランクは企業の採用意欲が大きく低下します。
では6カ月間休んでも良い訳では無いです。
応募書類作成、面接対策、求人情報収集に1~2ヵ月かかります。
再就職は事前準備が非常に大切です。
職務経歴書は、時系列に実績を書いただけでは、書類審査はまず通りません。
再就職支援会社では、基礎講座に3日、
職務経歴書指導に1日、
面接は、外部マナー講師による講義と実践練習に2日かけました。
それで準備完了ではありません。
最初は、本命でない企業に応募します。
書類選考を通過し、面接を何度か経験しておく必要があります。
書類選考に1~3週間かかり、
面接から内定まで1か月以上かかります。
従って、本命の企業を応募するには2か月以上かかります。
本命の応募時に6カ月を経過していたら、
それだけでかなりのマイナスとなり、
書類選考通過はまず無いです。
採用時期には波がある
別記事「【40代エンジニア】293日間の再就職活動」で書きましたが、
企業の採用時期には波があります。
再就職支援会社の話では、
採用は3月と9月にピークが来ます。
退職や異動で欠員が出て、来期からの補充をするためです。
応募して内定までは1か月以上かかるので、
1,2カ月前から万全の状態で求人を逃さないようにする必要があります。
ブランクによる採用以外の影響
希望退職に応じた場合、再就職支援サービスを利用できる場合が多いです。
退職後、再就職支援会社のセミナーや面談に、足繫く通うことになります。
セミナーに行くと、退職した同僚達に会うことが多く、
近況報告や情報交換をしていました。
しかし、しばらく休んでから活動した場合、
その頃に同僚に会うことはありません。
最初の1,2ヵ月はセミナーで通いますが、
終了すると、行く回数が減るからです。
再就職支援サービスが無い場合でも、
影響はあります。
当時、退職した同僚70人程とグループウェアで情報交換してました。
最初はやりとりが活発でした。
そして、退職から3ヵ月で1/4、半年後には半分が再就職しました。
その後、急速に情報交換の頻度は減少し、
8か月後は誰も書込まなくなりました。
就職した人は新しい環境に慣れるのに苦労しているし、
そうでない人はメンタル的に、それどころではないからです。
その頃になって、活動開始しても、
情報を入手できなくなります。
再就職活動は情報が重要です。
就職が決まった人の求人情報源や面談での受け答えの内容、
職場の雰囲気を知ることは非常に有益です。
また、メンタルへの影響も無視できません。
退職し、社会と接点を失うと孤独感が襲ってきます。
仲間とのやり取りを通して、自分だけでは無い気持ちになり、
モチベーション維持に繋がるからです。
少しずつでも活動し、自分の市場価値を知る
長年、仕事を頑張ってきたので、
暫くゆっくりしたいと私も思いました。
しかし、私の再就職活動の経験から、
退職後の2,3か月は非常に大事です。
少しづつでも活動を開始して下さい。
活動といっても仕事のように
朝から晩まで毎日やるわけでは無いです。
週に1,2度外出する程度なので、十分のんびりできます。
応募書類の作り方や面接ノウハウを学び、
転職エージェントに登録・面談して、
求人の紹介を受け、本命でなくても、練習の気持ちで応募して下さい。
応募結果で自分の市場価値が分かります。
書類選考も通過できないなら、
そのレベルの会社は難しい事がわかり、
それだけでも有益です。
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