この記事で伝えたいこと
・希望退職者の就職状況と就職先
・市場価値が分かれば妥協は無くなる
・妥協が無ければ就職しても辞めない
40,50代で希望退職に応じた人達は、
再就職先は妥協したのでしょうか?
大手企業の希望退職者は再就職支援サービスを受けて活動しています。
再就職支援会社のHPを見ると、
再就職先が決まるまでの期間は
3ヵ月50%、半年80%、1年95%
となっています。
この割合は再就職支援サービス主要4社ほぼ同じです。
中高年の再就職が非常に厳しい事から、
この数字に疑問に思う人もいるでしょう。
かなり条件を妥協したのではないか?
まともな就職先では無いのではないか?
そう思っても不思議では無いです。
私もそう思っていました。
この記事では、
実際にどんな会社に再就職したのか、
どの程度妥協し、その後仕事を続ける事ができたのかについて解説します。
希望退職者の再就職先
退職後、一緒に退職した同僚70人と
グループウェアで情報交換していました。
この辺の詳細については、下記で解説しています。
半年後、私達の再就職結果は以下のようになりました。
再就職した人:約半分
会社規模(従業員数)
40代退職者・・・200人弱
50代退職者・・・50人程度
年収500~900万から300~500万に下がるのが殆どでした。
一部上場企業の社員だった人達の就職先は、
前とは比較にならない小規模の会社でした。
これを見て、相当妥協したと思うでしょう。
客観的に見れば確かにそうです。
でも、就職した彼らは、程度の差こそあれ、
十分納得して就職しています。
なので、その後も辞めずに仕事を続けている人が殆どです。
もちろん、最初から希望していた所では無かったと思います。
就職活動を通し、自分の市場価値を理解し、
応募の判断基準となる優先順位
(給与、職種、勤務地、休日、雇用形態等)
を明確にした上で決めた就職先なのです。
ここに辿り着くまで楽では無かったです。
辛く、悔しい思いも沢山経験しました。
それが妥協だと言われれば、そうですが、
本人が納得して決めているかが重要です。
そうでなければ、給与も職場環境も比べ物にならない所で働くことなど出来ません。
自分の市場価値を知る
自分の市場価値を知る簡単な方法は、
転職サイトに登録して、希望条件の合う企業に応募する事です。
何社か応募して面接まで進めれば
自分の市場価値に合う企業と言えます。
そうでなければ、希望の企業が求める市場価値は自分には無いという事です。
転職サイトに応募したい求人がなければ、
非公開求人を持つ転職エージェントに登録して下さい。
ここは求人を紹介するのでなく、
企業が求める人材を探すのが仕事なので、
市場価値がなければ相手にされません。
紹介される求人に応募しても書類選考通過は10%もあれば良い方です。
そうする事で、自分の市場価値では、
どのレベルの企業に就職できるか分かってきます。
優先順位を明確にする
就職可能な企業のレベルが分かることで、
希望条件を変更する事になります。
これが「妥協=現実に屈する」でしょうが、
それが実現不可能な理想と知れば、
納得した上での対応となります。
この心境にならない限り、
仮に条件を下げて就職しても
我慢できずに辞めることになります。
実際に退職仲間の何人かが1週間~1ヶ月で辞めています。
なので、譲れない条件は
絶対に譲歩してはいけません。
この条件は人によって千差万別です。
他は譲れてもこれだけは駄目がある筈です。
ちなみに、私は勤務地と職場環境でした。
他の給与、職種は優先順位を下げました。
そうしたことで、
設計職で40万程度を希望していましたが、
給与30万の生産管理職に就職できました。
譲れない条件である勤務地は1時間以内で、
通勤ラッシュも無く、職場も綺麗でした。
就職後、仕事ぶりを評価され、
希望の設計職になる事ができました。
(ここに辿り着くまでもいろいろ大変でしたが)
妥協が無ければ辞めずに済む
市場価値を理解し、譲れない条件を決め、
優先順位をつける事で、妥協を無くし、
納得した上で就職するようにして下さい。
そうすれば、辞めずに続ける事ができます。
市場価値を知るためのエージェントは、
複数やることで、信憑性が高まります。
ここで紹介する5社は利用した転職エージェント11社の中で、利用して良かった所です。
100%満足の求人はないかもしれませんが、
70%程度ならば、この5社の中から
見つかる可能性は高いです。
ここで紹介の5社を早い段階で
利用することをお勧めします。
<再就職活動の経験から知っておくと有利になる秘訣を解説>
<納得できる再就職先の探し方を解説>
<再就職を4ヶ月で決める活動の進め方を解説>