【希望退職】再就職支援サービスの実態 就職先はあるのか? | ものづくりエンジニアの仕事探し

【希望退職】再就職支援サービスの実態 就職先はあるのか?

就職活動

この記事で伝えたいこと

・どの再就職支援会社も大した差は無い
・再就職支援会社に希望の求人は無い
・それでも利用して良かった理由
・求人は自分で開拓するしかない

大手企業の希望退職制度では多くの場合、
再就職支援サービスを利用できます。

しかし、その実態をネットで検索すると、
どこも、あまり良い評判を目にしません。
その主な理由が希望の求人が無い事です。

私も利用しましたが、ありませんでした。
でも、利用して良かったと考えています。

それは、このサービスで得られたものが
求人
紹介の他にあった
からです。

本記事では、
サービスを利用して再就職をした経験から、
再就職支援会社の実態と、
就職先はどうなったのかについて述べます。

再就職支援サービス主要4社

希望退職制度で企業が契約しているのは、
この4社で殆どを占めています。

リクルートキャリアコンサルティング
・パソナキャリア
・パーソルキャリアコンサルティング
        (テンプスタッフ)
・ライトマネジメント(マンパワー)

各社HP記載の利用者の年齢層を見ると
        40代  50代
リクルート   20%  58%
パソナ     24%  54%
テンプ     18%  61%
マンパワー   24%  60%

各社とも40代が2割、50代が6割
大きな差はないです。

再就職先が決まるまでの期間は
       3ヶ月 6ヶ月 9ヶ月 1年
リクルート  56% 83% 94% 97%
パソナ    57% 80% 87% 94%
テンプ    55% 78% 88% 96%
ライト    50% 78%  -  -

集計時期が2017~19年と各社違うため
正確な比較ではないですが、
3ヵ月で半分、半年で8割です。

これを見る限り、悪くない実績ですが、
2017~19年は景気の良かった時期です。

私が退職したのはそれよりも数年前の、
景気がかなり悪い時だったので、
少し事情が違いました。



再就職支援サービスを利用した就職活動の結果

当時、私が希望退職した会社では、
先程の4社のうち2社が利用できました。

各社毎に説明会が実施されましたが、
サービスに大きな差は無かったです。

多くの人が最大手を選ぶ中、
説明会でのプレゼンが良かったのと、
オフィスが近いということで、
私は別の会社を選びました。

退職後、一緒に退職した同僚70人と
グループウェアで情報交換していました。
この辺の詳細については、下記の記事を参照下さい。

半年後の再就職結果は以下の通りです。

再就職した人:約半分
会社規模(従業員数)
 40代退職者・・・200人弱
 50代退職者・・・50人程度

年収500~900万から300~500万に下がるのが殆どでした。

その多くは転職エージェントやハロワからで
再就職支援会社からの紹介は2割程でした。

結論を言うと、
どの再就職支援会社を選んでも、
希望の就職先はありません
でした。

それでも利用して良かった理由

この話から、再就職支援会社は役立たない
と思うかもしれません。

しかし、このサービスがなかったら、
半年でここまで就職してない
です。

理由は中高年は書類選考が非常に厳しく、
応募書類の内容が魅力的でないと、
面接を受けることすらできません。

書類選考で重要な職務経歴書ですが、
採用担当者は大量の応募書類を見るため、
30秒~1分しか見てくれません。

中高年の職務経歴書となると、
20年以上の業務内容を記載するので、
数ページにも及ぶ内容になるでしょう。

最後まで読んでもらうためには、
最初の数行を要約や、自己PR欄を設け、
相手が興味を持つようにします。

再就職支援サービスでは、自分の強みや
アピールポイントは何かを認識させ、
魅力的な職務経歴書に仕上げていきます。

そこまでやっても、書類選考通過は
50社応募して、わずか5社
でした。

面接対策も外部のマナー講師により、
一人ひとりビデオ撮影して
それを見ながら修正することで、
受講者は皆見違えるように良くなりました。

再就職支援会社は
「就職試験のための塾」

と考えるのが適切です。

大学受験では、殆どの人が塾に行き、
事前準備を完璧にして試験に望んでいます。

しかし、就職では事前準備を十分せずに
応募する人が大半
です。

それでは、受かるものも受かりません。

準備を整えてから応募することで、
初めて内定の可能性が出てくるのです。

希望の会社は、転職エージェントや
ハロワ等から見つけるしかないのです。



再就職支援サービスによる就職以外の効果

このサービスは、応募書類や面接対策などの
事前準備以外にも効果がありました。

それは健康・メンタル面の効果です。

支援会社のセミナーや面談に通うことで、
規則正しい生活と、コミュニケーション能力の維持に役立ちました。

退職後の1,2ヵ月間は、様々なセミナーに
毎日のように通いました。

セミナーに参加すると、
一緒に退職した同僚に会うこともあり、
情報交換や近況報告をしたりしていました。

グループディスカッションもあるので、
他の企業の退職者とも話す機会があります。

他業界の就職事情等も聞くことができ、
いろいろと為になりました。

何よりも、退職で社会との接点を失うと、
人と話す機会が激減
します。

再就職活動は半年以上かかる場合もあり、
コミュニケーション能力が低下します。

それに精神衛生上も良くないです。
支援会社に来る人は自分と同じように希望退職した人達です。

それなりの企業に長年勤めた人ですので、
価値観も近く、話が合いやすいです。

会話を通し、自分だけでは無いと認識でき、
ストレス解消に大いに効果がありました。

セミナー終了後も面談を定期的に入れて、
できるだけ通う様にしました。

定期的に支援会社に通い、人と話すことが、
求職活動だけでなく健康面においても良い効果がありました。

求人は自分で探すしかない

再就職支援サービスを利用したことで様々な効果がありました。

しかし、ここは就職試験のための塾なので、
就職先は自分で探すしかないです。

私も就職先は転職エージェントからの紹介で見つけることができました。

ここで紹介する5社は利用した転職エージェント11社の中で、利用して良かった所です。

100%満足の求人はないかもしれませんが、
70%程度ならば、この5社の中から
見つかる可能性は高い
です。

ここで紹介の5社を早い段階で
利用することをお勧めします。

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